アービトラージ(アビトラ)とは、同一の性格を持つ2つの商品において、割安なものを買い割高のものを売ることで、理論上のリスクを持たずに収益を求めるトレードのこと。 価格差を利用してさや取りをする取引のことで、裁定(さいてい)取引とも呼ばれる。
具体例
アビトラは、異なるFX会社で行うことができる。
(例えば、GMOクリック証券と楽天FX等)
例えば、
GMOクリック証券のドル円のレートが「BID(売り):100.20 ASK(買い):100.23」
楽天証券FXのドル円のレートが「BID(売り):100.15 ASK(買い):100.18」の時。
GMOクリックでBID(売り):100.20、
楽天証券FXでASK(買い):100.18でそれぞれ注文すると、理論的には2ポイント収益を得られる。
相対取引とはいえ通常ここまで価格差が生じることは少ないが、0.2〜0.3ポイント程度ならボラティリティが大きい時は生じることはあり、実際にトレードしている人も多い。
特にリクイディティが少ない日本時間早朝などは、レートが乖離しやすくそのタイミングを狙ってアビトラを仕掛けるトレーダーが多い。